作品概要

タイトル:ノロワレ島 ~ 噛まれたらもうおしまい ~
サークル:Hige to deko
販売価格:2530円
販売サイト:

ゲームシステム

閉鎖空間で戦う人間模様を描き続ける大手サークルの最新作爆誕でございます。
今回は鬼との本格バトル。お得意の洗脳エッチもパワーアップだ!

ノロワレ島で起こる人間と鬼のサバイバル

超格安ツアーに参加したオカルト研究部一行。
そこは鬼に支配された地獄で、到着後すぐに追われる身になってしまうのです。

なんとか生き残りの人間に救われた一行は対鬼組織として反旗を翻すと。

まあ、言ってしまうと彼岸島とバイオハザードのオマージュです。

ノロワレ島と鬼の関係
  1. 研究室の爆発で病原菌がまき散らされる
  2. 鬼は人間の血液を摂取し続けないと死んでしまう

なお、威張り散らしてる鬼ですが、人間がやたらと強くて物語中は返り討ちの方が多いです。そこまで真似なくても。

また、いまいち人間と鬼の人数比が分からないので、言うほど追い詰められた感がないんですよね。

ぶつかり形式のシンプルACTが面白い

ただタックルするだけなのですが、これが思いのほか楽しい。

最初こそ鬼は近接のみですが、中盤以降は弓や魔法、爆弾などバリエーションに富んだ攻撃をしてきます。
一方で人間はひたすら物理なんですよね。なんや鬼の方が頭ええやん。

他にもバックアタックでクリティカルが出るなど、思いのほか深いシステムとなっています。
狭い場所で戦うと不利なので、広い場所におびき寄せる戦略も有効でした。

キリエの異世界漂流記のシステムを上手く発展させたゲームだなと感じました。
まあ、せっかくなら仲間も戦えるようにして欲しかったなとは思います。基本、孤軍奮闘なんですよね。

好きな武器を選んで、自分だけの戦闘スタイルを見つけ出せ

物理主体の主人公ですが、いちおうは武器の違いがあります。

  • 丸太

下に行くほど高威力ですが、攻撃の出が遅くて扱いにくいデメリットも。
と言っても体感そんなに変わらないので、単純に威力の高い武器を使えば良い気はします。

後、パーティー戦だと丸太が映えたのになと。
「みんな丸太は持ったな!」と言うセリフとともに鬼を蹴散らしたかった気持ちが正直ある。

詰み要素が多く、テンポがいまいち

バッドエンド直行の分岐が前作同様にあります。

1つ1つのバッドエンドルートの長さは短いですが、数がやたらと多い。
1個のセーブだと取り返しのつかないことになるので自然とセーブ数が増えます。1個しかセーブをしない習慣の人は地獄を見る。僕は見た。

その辺はちゃんと警告があるのですが、1回1回ゲームオーバーになるのは面倒でした。
せっかく育てたエロ実績もなくなりますからね。エロは積み重ねが大事だと思うのです。

そのまま進められるか選択しに戻るみたいな配慮が欲しかったなと。

エッチシーン

お得意の催眠エロを今回も存分に見せつけてくれます。

催眠メイン!ヒロインを操りまくれ

マジで多い。体感7割は催眠です。作者の性癖だだ漏れやでえ!

一気に操るのではなく、少しずつ身体を慣らしていき深度を上げていく過程が素晴らしい。
段階エロと言っている通りに中々に丁寧な描写でした。

同時期に販売されたシノビギアと言い、催眠に深い拘りを持つ変態には脱帽ですわ。

嫌がる女性を犯すシチュはなく、悲壮感はない

洗脳に寄り過ぎていて、分かりやすいレイプイベントはほとんどありません。
セクハラから少しずつ身体を許す展開がちょっとあるぐらいです。

また、前作同様に強気な女性しかいないため、嗜虐心を満たしたい殿方には不向きです。

まあ、ジャンルに陵辱がないからね。そらそうなるよねと。

目当てのヒロインのエロシーンを探すのが厄介

ヒロインが4人と多く、目当てのヒロインのエロシーンが地味に見つけにくい。
竿役に話しかける事でイベントが進みますが、それまで誰のイベントになるか分からないんですよね。

主人公の月島瑞葉のエロシーンが多めと言うわけではなく、満遍なくあったのも想定外。
瑞葉のエロシーンが中々見れなくて悶々とする日々を過ごしました。好みドンピシャやねん。

同人エロゲーだとヒロイン1人が基本なので、こういった悩みはなかったんですけどね。まあ、贅沢な悩みなのかもしれません。

マホドルは行動するヒロインでイベントが発生するので、一目瞭然だったんですよね。あっちの方が個人的には好きなシステムでした。

まとめ

催眠好きには文句なしの傑作。
リョナシーンも言うほどなので、耐性が無い人も安心です。

売れるにはワケがあると。買ってみて損はしません。

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