作品概要

タイトル:ボク戦犯2
サークル:ゴールデンフィーバー
販売価格:2,200円
プレイ時間:8時間
販売サイト:

シナリオ

ただの凌辱ではもはや足りない。
完膚なきまでの凌辱を。強さも誇りも尊厳も全て壊した極上の凌辱を!

そんな凌辱に全てを捧げた男たちの物語。前作から大きくシステムを変えた続編の登場でございます。

極上の獲物を壊すために手を組む「最悪」たち

心の強い女が犯される姿に悦びを見出す商人ピックル。
自分に匹敵する強さを持つ女を凌辱したい盗賊ナーヴァル。

同じ凌辱と言えど方向性は似て非なる者。どちらも満たした女は滅多にお目にかかれません。
では、どうすれば良いのか。至極簡単な話です。作ればよいのです。

心の強い女を見繕い、最強に育て上げてから美味しく頂こう。そんな悪魔の計画が始まりました。養殖かな?

育成方針は子供を崖から落とすライオンと同じ。
まだまだ未熟な女たちを戦闘で圧倒して凌辱するのです。

ピックルが見繕った女性は強く、凌辱に耐えるだけの心を持っています。彼女たちなら敗北を糧にして更なる成長を遂げるでしょう。

そのためにも最高の舞台を用意し続けてあげようではないか。そして、また犯してあげようではないか。

健気に頑張る女たちが憐れで仕方ない。全てが茶番と言う無慈悲さこそが本作の味ですなぁ。

凌辱は料理と同じ。食材をそのまま食べても良いでのですが、やっぱり調理してこそです。本作をプレイして強く感じました。

ピックルを助ける心優しき女達

凌辱する女は気高い程に味が増す。ピックルが目を付けた女性はどれもが一級品ばかりです。
元英雄に学園一の才女、気高きエルフに名だたる騎士と申し分ありません。

彼女たちは大志を抱いており、その手助けをしてくれるピックルに恩義を感じています。
盗賊に敗れて凌辱された私を彼は見捨てなかった。だから私も彼のためにもっと強くなるんだ!

どいつもこいつもピックルを守るために純潔まで捧げるんだからたまらない。知らないって幸せなんやなって…。

まあ、表向きは善良なショタのピックルを疑うなんて無理ですな。ヒロインが最高のピエロで抜ける。

ゲームシステム

ヒロインを妨害する事前準備が豊富

行商に出る前の事前準備が勝敗を分かつ。
前作にも登場した騎士ロンバーに盗賊団との仲介役をお願いしましょう。

依頼内容
  • 戦わせるモヒカンの選択
  • 特別報酬でHPの底上げ
  • 罠の設置

特にならず者の種類が本当に豊富で楽しい。
レギュラーモヒカンや下っ端モヒカンなどの定番モブはもちろん、玉壺(鬼滅の刃)や宇水(るろ剣)をパロったモヒカンなども多数登場します。

寝ても覚めてもモヒカンのことしか考えていないのではないか。そんな熱い思想を感じました。やべえよやべえよ…。

さて、事前準備はこれ以外にもあります。
ピックルはとんでもない人たらしで、あらゆる分野に精通した人から協力を取り付けます。

心理学、会話術、通信術など。どれもヒロインへの妨害行為として役立つものばかり。

ピックルの善性を信じた人は喜んで教えてくれるでしょう。
底知れぬ悪を感じ取った人も逃れられない魅力を感じてやはり教えてくれるでしょう。

スキルを得るまでのピックルと町人の問答も本作の楽しみの一つ。

裏方に徹していたために存在感の薄かったピックルを深堀しており、過去作からのファンにはたまらない内容になっています。

弱体化させたヒロインの服をビリビリに破いちまえ!

今年のデザイン賞は本サークルに投票したい。視覚的な楽しさは流石の一言でした。

戦闘はATBシステムを採用しており、ピックルは傍観者として戦いの行く末を見守ります。

相対するは頼もしくもどこか情けない盗賊団たち。掛け声とともに攻撃する姿はどこか愛嬌がありました。
盗賊毎に戦闘スタイルが変化し、ヒロイン毎に相性があるのは面白い。

とはいえ、ヒロインはやはり強い。攻撃を2発耐えることは稀。下手すると一発でノックアウトされます。

もちろん数で勝負するのですが、それでも無策では歯が立たないでしょう。
そこでピックルは陰ながら盗賊団をサポートすることになるのです。

サポート
  • 一時的な弱体化
  • 攻撃の遅延
  • 盗賊団の回復

ヒロインもバカではないので、ピックルの行動に訝しむことも。
妨害スキルは信頼度を消費し、ゼロになるとゲームオーバーです。闇雲にサポートできるわけではありません。

この辺の仕組みは実に斬新。今までにないシステムでプレイヤーを楽しませようとする製作者の気概を感じました。

いつどこでどの妨害を使うか。この辺は知恵の使いどころでしょう。

ライトユーザーは達成感を得にくい

罠を全て設置して、特別報酬を出せばクリア自体は難しくありません。
ただ、タイムアタックに挑戦する場合は資金がカツカツなので意外とシビアに。

ヌキ目的の人はゴリ押しでサクっと、ゲーム目的の人には戦略性を。プレイヤー毎に明確な方向性を決めてくれるのは好感が持てました。

ただ、程よくゲームもエロも楽しみたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
日数制限がない上、時間経過毎に盗賊団は勝手に強化されるんですよね。

そのため、試行錯誤する暇がありません。半端なやり方ではゴリ押しクリアになってしまい、達成感が得られないのです。

盗賊団の育成要素や配置コストがないのもイマイチか。結局、上位クラスを配置するだけになっちゃんですよねえ。

これだけ人数がいるのですから育成要素や配置の自由度がもっと欲しかった。

エッチシーン

羞恥に悶えるヒロインがたまらない

露出羞恥好きのみんなー、あつまれー!

シチュエーションは徹底的に羞恥。犯す時は常に言葉責めを忘れない。実に素晴らしい。
これまたヒロインが良い顔をするんですわ。捕らえられたピックルを守るために耐える姿がそそるのなんの。

悔しい、恥ずかしい、憎い。この絶望がヒロインをまた強くさせるのです。
ヒロイン毎に3段階の敗北レイプが用意されており、少しずつ壊れていく姿を堪能できました。

もちろん町民に視姦されるシチュエーションも完備。尊厳凌辱に徹底的にこだわっています。良いね。

なお、ピックルとの和姦シチュエーションも1つずつあります。といってもセックスするヒロインは1人だけで、他はソフトなもの。

先ほども言いましたが、これまで影の存在だったピックルをかなり活用しています。僕は性癖外ですが、試みとしては面白い。

エロシチュの広げ方が物足りない

間違いなくエロイし抜けた。ただ若干の物足りなさを感じたのも事実。
なんでしょうか。余韻というものがなかったんですよね。

敗北レイプの後、しばらくされるとリリースされるヒロイン。
捕らえられた日々の回想も無ければ、町の中でのエロイベントもありません。

ラスト以外は倒して犯すという同人エロRPGのテンプレしかなく、味気なさはありました。

バトルファックもないですからね。敗北レイプまでのプロセスは間違いなく傑作なんですけど、それ以外にエロ要素が欲しかったなあと。
この辺は悪魂入りのカティが非常に丁寧でした。まあ、ヒロインの数が違うから仕方ないか。

まとめ

デザインに優れ、独創的なシステムが楽しかった良作。
難易度によってはサクっと終わるので、羞恥好きには間違いなくオススメです。

ただ、一般的な同人エロRPGみたいな各地でどんどんエロイベントが発生して欲しい!って人には微妙かもしれない。