目次
作品概要
タイトル:魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis
サークル:metalogiq
販売価格:8580円
販売サイト:
「魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-」とのパック販売「Cathedral Edition」(14,000円)の方が価格+特典的にお得。
ゲームシステム
めっちゃおもれえ!
いやあ、これは相当に練られていますね。
王道の魔法少女を主題に置きつつ、ずらしを狙ったストーリーです。
魔法少女まどか☆マギカと趣向は似ていますね。
宇宙を舞台に、戦う人々の物語
目をひくのはそのスケールの大きさです。
人間は地球以外にも各惑星で生活をしていました。
月や火星もその1つでしたが、エイリアンの大規模侵攻で火星は飯塚みのりを残し全滅しています。
それでもなんとかエイリアンを撃退した人類でしたが、驚異がなくなったわけではありません。
そこで人類はエイリアンの出現場所付近に拠点を築き、迎撃をすることにしたのです。
なので、戦いの舞台は全て宇宙空間です。宇宙で戦う魔法少女という中々にシュールな絵面ですね。
華やかな希望は破壊され、汚される乙女たち
本作は魔法少女(特殊戦技兵 )がエイリアンと戦う物語です。
となれば、魔法少女は大切な人材として扱われるべきでしょう。
しかし、現実は違いました。
最終防衛要塞「カテドラル」で、少女は男達に犯され続けます。
理由は1つあります。それは魔法少女の特性にありました。
彼女たちは性的快感をエネルギー源として戦闘を行っていたのです。
子宮に魔法少女の源があるせいなのですが、魔法を放つたびに喘ぎ声をもらしちゃうんですよ。エッチ。
そのせいで出撃後は発情状態になっているんですよね。
無事に帰ってきた後はエイリアンに感染していないかを男性職員が入念に検査します。
セクハラは当たり前。女性の合意を得られればセックスさえ可能です。
もちろん心を許してない男に犯されたくありません。
しかし、元々は非力な女性。魔法少女に変身をしていない上、快感に悶えてまでいては成す術もありません。
そのままなし崩し的に脅され、犯され続けるのです。
無為に消耗される意味とは
最初、タイトルを見た時は闘いの果てに散っていく人海戦術と思ったんですよ。
で、実際にそれは間違っていません。エイリアンに八つ裂きにされますから。
ただ、戦いに敗れる原因は人なんですよ。
闘いから戻っても待つのは凌辱だけ。心が安らぐ場所なんでありません。
信じられる仲間も次々に戦死し、心身ともにすり減っていきます。
いえ、身体は治してくれます。でも、心は放置です。
狂って暴走して死んでしまう魔法少女も後を絶ちません。
人類のために戦っているのにその人類に間接的に殺される。そんな異常な状態が続きます。
まあ、凌辱魔法少女もので人間に裏切られる展開自体はさして珍しくありません。
しかし、人類存続をかけた戦いでも消耗されるのは流石に納得いきません。
いったいなぜ魔法少女は無為に消費されるのか。
その思惑はいったい。それは裏ルートで明かされます。
展開が大きく変わる2つのルート
本作は2つのルートで物語の全体像が理解できるようになっています。
片方だけでは魔法少女消耗戦を完全に理解できないでしょう。
王道ルート:エイリアン掃討戦
実に魔法少女らしい展開になります。
みのり達は途中で地球へと帰還。いったんは平穏の生活を取り戻しました。
しかし、正義感の強いみのりはそれに耐えられません。
今もなおカテドラルで凌辱されている仲間達。知っていて放置している権力者。
逆らえば、一緒に帰ってきた仲間がカテドラルに再度送られてしまう。悶々とした日々が続きます。
そんな中、とある魔法少女の行動で事態は急変。彼女は再びカテドラルへ向かう決意をします。
凌辱されるのではなく、今度こそエイリアンとの戦争に終止符を討つために。
序盤の鬱屈とした展開と違い、王道ルートはとにかく熱いです。鳥肌が止まりません。
ただ、王道ルートではエイリアンの目的は理解できませんし、カテドラル内で起こっていた秘密も明かされません。
裏ルート:真実の究明
こっちのルートは地獄のような展開が続きます。
みのりの仲間が1人また1人と脱落し、みのりは何度も絶望の底に叩き落されます。
その脱落の仕方もえぐいんですよね。救いが一つもない完膚なきまでの終わりが登場人物を待ち受けます。
頼れる人もおらず、家畜場と化したカテドラルで犯される日々。もはや人としての尊厳は残されていません。
ここまでの事態になったのはエイリアンの侵攻が収束し、魔法少女が本来の役目を失ってしまったためです。
武装解除され、男達の性奴隷となる生活しか残されていなかったのです。
要領の良い女は男に取り入って身の安全を守ります。
しかし、時間が経過すればその企みも崩壊。最後は肉便器としてぞんざいに扱われると。
そんな中、理性を失えないみのりが絶望に抗う様がこれでもかというぐらい書かれます。
何度も目を覆いたくなる展開が続きました。
しかし、最後の最後に信じられる確かなものを見つけ、みのりは全ての解決に乗り出すのです。
裏ルートでは、尋常じゃない規模の人が死んでいきます。
エイリアンが地球上空まで攻め入ってきますからね。淡々と告げられる死亡者数が笑えてきますよ。
あまりの鬱展開に途中から変な笑いが出てきますが、エイリアンの目的は裏ルートでしか分かりません。
ぜひ最後までプレイして頂きたい。
エッチシーン
シナリオと完全に融合した凌辱の数々は圧巻の一言。とにかく凄惨な展開が続きます。
グロまでは行きませんが、リョナ耐性が無い人には少しきついシーンもちらほら。まあ、耐えられる範囲です。
淫靡な世界観に凌辱スキーはすぐに引き込まれるでしょう。原画の上田メタヲ先生の絵もエロいですよねえ。
閉鎖空間という逃げ場のない場所で延々と凌辱される展開はもうたまりません。
残念な点として、ダイジェストが多いんですよね。
壮絶な凌辱劇が行われていることは分かりますが、詳細に語ってくれない場面には悶々とします。
別にCGは使いまわしても良いから世界観にもっと浸らしてもらいたかったなと。
1個1個のエッチシーンもヌキゲーと比べると、ものたりない。
せっかくはまり役の声優なのだからもっとボイスを増やしてほしいとも思ったり。まあ、その分メインシナリオが相当に面白いですけど。
とはいえ、凌辱エロゲーとしては高い水準なのは間違いありません。
まとめ
最高品質のシナリオで最後まで飽きずにプレイできます。
エッチシーンもダイジェストが多いのは残念ですが、シチュの1つ1つは凌辱スキーにとって絶品なのは保証します。
いやあ、やってよかったなあ。