サルテ

作品概要

タイトル:サルテ
メーカー: Soiree
販売価格:4180円
販売サイト:

FANZA

ゲームシステム

2020年1月31日に凌辱ゲー界に舞い降りた作品。Soireeさんの処女作です。
商業エロゲー、特に凌辱ゲーは厳しい時代が続いていますが、そんな中生まれたメーカーは応援したいですね。

と言っても本作の魅力は凌辱だけではありません。むしろストーリーこそ楽しむべきでしょう。
4,5時間ぐらいでクリアしましたが、ミステリー小説を読んだような読後感がありました。

自分の死の理由を探す舞台

物語は主人公のサルテの処刑から始まります。釘を打たれ、最後はアイアンメイデンに閉じ込められます。
中世が舞台ですが、開始早々なかなかにショッキングですな。

泣き叫びながら彼女の人生が終了…とはならずに彼女はひとつの舞台に導かれます。

観客が1人もいない静かな舞台。そこには仮面をかぶった不気味な人間がいました。
そして、仮面は告げます。「君の死んだ理由を教えてくれれば生き返らせてあげる」と。

しかし、サルテは死んだ理由を思い出せません。
誰に、なぜ、いつ。何一つ思い出せないのです。

そこで仮面が提案したのはサルテの人生の追体験です。

彼女は主演女優として自分の人生を演じ、物語を結末まで導くことになりました。
途中で演じ方を間違えれば死。見事に演じ切り、死の理由を見つけだせば生き返る。

仮面の半ば強制的な提案を受け、彼女はその役目を了承します。

いったい仮面の正体は?なぜサルテにそんなことをさせるのか?

何も分からないまま彼女の悲劇が幕を開けるのです。

舞台は絶望の状況から始まる

凌辱ゲーだから当然ではありますが、サルテは最初から最後まで悲劇の主演女優を強制されます。

犯され、穢され、玩ばれて。彼女に休み暇はありません。
壮絶な舞台な上に演じ方を間違えれば死んでしまう。なかなかにえぐい状況が続きます。

さて、この悲劇は何も舞台だけではありません。
舞台には「幕間」があります。

1幕が終われば、再び仮面のいる舞台に戻ります。そこで、得た事実について仮面と意見を交わすのです。

そこまで終われば1日が終了。彼女は舞台をいったん降りて部屋で休むことになります。

しかし、そこで見る夢でも彼女は凌辱されてしまうのです。

もはや彼女に休める場所はありません。
それでも舞台女優として折れずに最後まで演じ続けます。

疑いを向けるべき人物は

死んだ理由を知るためには「自分を殺した人間」を探すべきだろう。
事故や病死であれば、こんなにつまらない舞台はありません。悲劇的な最後があったはずなのです。

彼女は周囲の人物を観察し、自分を死に至らしめた人間を思考します。

  • 幼馴染の心優しきシスター
  • 真面目で規律を重んじる近衛騎士長
  • 女好きで冷徹な宰相

個性的な面々が舞台を盛り上げます。
一見すると宰相一択ですが、裏を読んで…いや、裏の裏を読んで?

舞台の中で得られる情報が絶妙に曖昧で、疑念が疑念を呼ぶ展開が続きます。

そして、悲劇の舞台は終わりを迎える

舞台もクライマックスに入ると怒涛の勢いで種明かしがされます。
それまでの情報がつながる様は圧巻。ここから読む手が止まらなくなりました。

人の悲劇である舞台が、僕たち観客にとってはこれほど魅力的に映る。

これについて仮面はチャップリンの言葉を引用しました。

『人生は主観的に見ると悲劇だが、客観的に見れば喜劇である。』

これまでの悲劇。それは観客にとって喜劇になっていた。

死んだということは後味の悪い結末になっているのでしょう。
これに後味が悪いと感じるのは、ある意味で舞台を存分に楽しんでいると言えます。

しかし、客観的に見て喜劇として楽しむ。それも舞台の楽しみ方なのです。

さて、サルテは悲劇の舞台を終えて無事に生き返れたのでしょうか。
生き返れたとして、彼女のその後はどうなったのでしょうか。

ぜひプレイして感じて欲しいと思います。

サルテ

エッチシーン

僕が本作に手を出したのは凌辱シーンに魅力を感じたから。
昨今、シナリオを重視した凌辱ゲーはありません。

本来、凌辱はシナリオを盛り上げる最高のスパイスなんです。

使い方を誤ればシナリオもエロも陳腐になりますが、本作は上手く昇華しています。

とにかくエロい。そりゃ絶賛されるわけだ。
サルテとシスターが男達に容赦なく犯されます。

何度も犯され、身体が否応も無く反応し、彼女たちは望まぬ絶頂を強いられるわけですな。

ただし、本作は冒頭からも分かる通りに惨い展開が続きます。

選択肢を誤らずにクリアすれば、性欲を発散させるだけの凌辱が繰り広げられます。

しかし、誤れば最後は処刑されるリョナプレイに変貌します。救いはありません。

ブラック・サイクのようなグロ描写こそありませんが、絵もシナリオも中々に痛々しいです。苦手な人はバッドエンドだけ気を付けて下さい。僕はきつかったです。

ゴア・スクリーミング・ショウ Windows8.1動作版 DL版

ひたすら快感に堕としたいならGuiltyが安定。良い感じにすみ分けられていますな!

まとめ

本格的なシナリオを書ききった凌辱ゲーの傑作。
B判定なのはリョナシーンが合わなかっただけです。シナリオは文句なしのA判定です。

先ほど紹介したGuiltyは「シナリオをスパイスに凌辱を盛り上げる作品」。
一方で本作は「凌辱をスバイスにシナリオを盛り上げる作品」になっています。

エロ目的で買っても後悔はまずしませんが、エロ以外は蛇足だ!抜きゲーを所望する!という人は購入を見送ったほうが良いですね。

いやあ、良い作品をプレイした。楽しかった。

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