目次
作品概要
タイトル:クライミライ
サークル:FlyingShine黒
販売価格:1650円
ゲームシステム
実に面白い。
ミステリー要素を盛り込んでおり、少しずつ真実が分かる流れがたまらない。
贖罪の教室もですが、昔のエロゲーは凌辱をシナリオに含めるのがうまいんですよねえ。
最近の作品だとジャンルは違いますが、魔法少女消耗戦線は非常に練られたシナリオでした。
レイプサークル「心療クラブ」に巻き込まれた女たち
女の人権を完全に度外視したレイプサークル。
狙った女性をあらゆる手で脅し、凌辱するとんでも集団です。
まさに凌辱エロゲーにふさわしいテーマと言える。もう犯しまくりよ。
モブの倫理観がぶっとんでおり、集団心理もあわさって性欲の権化となり果てています。
日常であるはずの学園で起こる異常事態は興奮必至。
数々の良作を産み出す良テーマと言えるでしょう。
2つの謎が全ての少女をクライミライに導く
タイトル通りにクライミライが約束された少女たち。
心療クラブとは別に2つの謎が物語を複雑化させています。
- 数日前から行方不明になっている英田柾
- 小笠原茅花の母親は誰か
柾の不在で楓と紫苑が心療クラブの餌食となり、茅花は謎を追う中であらゆる凌辱を受けます。
彼女たちに関わった人も地獄を味わう、不幸の連鎖が止まらない圧巻のストーリーでした。
とにかく後味が悪い
まともなエンドを迎えません。下手に生き残ったせいで逆に辛いことになっている登場人物もちらほら。
正気を失った人だけが幸せといえるあたり、本作の闇が垣間見えます。
特に茅花がひどい。彼女の物語に耐えられるかのストレステストみたいなところがある。
万人にお勧めできませんが、ぜひ最後まで見てもらいたい気持ちもあります。すっげえよ。
メインヒロイン紹介
多くのヒロインが登場しますが、特に本作に関わりの深いヒロインを紹介。
神目楓
主人公に見せかけたモブ。一応はクライミライのパッケージなので紹介。
心療クラブに真っ向から対立してはいますが、いかんせん無力が過ぎる。
酒を飲ませれて輪姦され、脅されるようになります。
水面下で起きている出来事のほとんどに関与せず、何も分からないまま最終日を迎える悲しき存在。
心療クラブの悪をプレイヤーに見せつける人柱的役目なのかもしれません。いずれにせよ不憫。
小笠原茅花
作中断トツで酷い目にあいます。彼女が何をしたっていうんだ!
他ヒロインは陵辱される理由みたいなのあるんですよ。
楓は首を突っ込み過ぎたし、紫苑は柾を失ったところを狙われました。
しかし、茅花に理由なんてありません。強いて言えば産まれてしまったことが原因です。
謎のフェロモンがあるせいか花梨というキチガイに付きまとわれ、頼みの綱も最後の最後で切られてしまいます。
作者は茅花が好きなんだろうなぁ。
進撃の巨人のライナーばりの作者の歪な愛を感じました。
奄美花梨
クレイジーサイコレズ。茅花への感情があまりにも歪で重い。
心療クラブ部員であり、男子生徒に茅花を凌辱させた張本人。
それなのに途中から茅花に愛情に近い感情を抱くようになり、彼女を救おうと奔走します。
行動のすべてが理解不能。ある意味で思春期特有なのかもしれない。
良くも悪くも花梨のおかげでシナリオが面白くなったのはある。行動がマジで読めないんだわ。
エッチシーン
終わりの無い凌辱シーンは流石のエロ
クライミライにふさわしい凌辱を堪能できます。
茅花と櫻先生の凌辱が個人的に好き。
ひたすらに輪姦なので、輪姦スキーは本作で間違いないでしょう。
和姦やレズプレイも多く、雑多な感じを受ける
残念ながら凌辱一辺倒とはなりません。この辺がB判定の理由。
エロに変化を持たせる意味では良いのでしょうが、凌辱目当てで買ったしなとは思う。
シナリオで言えば中盤以降に凌辱エロはほとんどありません。
具体的に言うと茅花ルートで終わりです。まあ、あるにはあるんだけどオマケ感が強い。
まとめ
エロゲ黎明期にふさわしい傑作。
今でも通用するエロ。そして、凌辱をテーマに落とし込んだ読み応えのあるシナリオでした。
セール時はワンコインで買えるのも素晴らしい。
後味がすこぶる悪いのだけ注意。