
作品概要
タイトル:贖罪の教室
メーカー:ruf
販売サイト:DL販売なし(※現状、中古ショップで入手するしかありません)
ゲームシステム
タイトルと粗筋に惹かれたもののDL販売がされておらず、生産も終了。
泣く泣くプレイを諦めていたのですが、たまたま中古ショップで見つけたので勢いで購入しました。
winndows10で動作確認。ただ、途中で何度か落ちたのでセーブをこまめにプレイして乗り越えました。
総評すると、エロさは期待の半分、ストーリーは期待の3倍でした。
陵辱を題材にした濃厚なストーリー
本作は「官能ミステリーノベル」となっており、それに違わぬ構成となっていました。
基本は教室や街並みの実写を背景に、画面一面にテキストが表示されます。
セリフ枠はありません。Fateと同じテイストですね。
さて、本作で凌辱は題材に過ぎず、メインではありません。
陵辱によって「狂わされた人間たちの末路」が本題です。
陵辱された人はもちろん、その人たちの家族や友人などが巻き込まれていきます。
人物相関図があるのですが、もう途中からぐっちゃぐちゃで頭の整理が追いつきません。
登場人物すら状況についていけてませんからね。
贖罪新聞から物語は狂った
プレイ前はエッチな新聞と思ってたんです。凌辱テイストの。
でも、実際はそんな生半可なものではない。
一言で言えばネットリンチのアナログ版。男女問わず陰湿なイジメのターゲットとされるのです。
アイツが罪を犯したから贖罪をさせよう。無視やレイプ、カツアゲなど贖罪新聞の名のもとに平然と行われます。
校内の一部の人間に配布され、書き手は不明。読んだ後は焼却を必須としており痕跡も残りません。
本作では、殺人者の娘となった七瀬は贖罪新聞の標的となり、男子生徒の性奴隷になる道をたどります。
そして、それを助けようとする他の女性も巻き込まれ大きな凌辱劇へと広がっていくのです。
そもそもの殺人事件ですが、これがまたややこしい。
殺された人物、殺した人物、その原因となった人々。全ての人達の物語が描かれます。
しかも一人称視点なので、人によって持っている情報が異なります。正しいこともあれば間違っていることもあるでしょう。
最後まで読み進めることで、各人の情報がパズルのように組み合わさるのは圧巻でした。
複数の時代で描かれる物語の関連とは
七瀬が登場する年代とは異なる物語も展開されます。大まかに言うと、
- 七瀬の父親の学生時代
- 七瀬の父親の教員時代
- 七瀬の時代
となっています。1が終われば2、と単純な話ではなく行ったり戻ったりします。
各時代に同じ人物がいたりするのでもう分からない。
贖罪新聞は誰が書いたのか
登場人物が入り混じる本作ですが、贖罪新聞の書き手はギリギリまで明かされません。
書き手の心情は書かれますが、どうにも七瀬に敵意を抱いている模様。
贖罪新聞の書き手が分かれば各登場人物の意味深の行動が全て理解できるでしょう。逆に言うと、分からない迷宮入りします。僕はしました。
物語の結末はどうなるのか
ベターエンドとベストエンドがありますが、ベターエンドはむしろビターエンドです。苦いです。
誰1人救われている気はしません。いちおう全員が前を向いてるからセーフなのか?
まあ、凌辱は回避できない状態でベストは甘えじゃない?と思わなくもない。
気になる人はプレイしてほしい所ですが、いかんせん生産終了品なので、ネタバレ感想を見ても良いですね。
エッチシーン
日常の学校、日常の街並み。しかし、裏では平然と凌辱・強姦・レイプ・輪姦が行われていました。
贖罪の名のもとに男達が七瀬の身体を弄びます。
七瀬は償わなければならないと諦観し、身体を捧げるのです。
諦めレイプ好きとしては最高のシチュです。たまらんです。
ただ、あくまで凌辱は題材の1つでメインではありません。
なので、実は凌辱以外のエッチシーンの方が多いです。
全編凌辱一色だと思っていたので残念。
まとめ
買ってよかったとは思いますが、ハードルを上げすぎた感も。
ストーリーは面白かったのでノベルを読むのも良いかもしれない。あ、ちなみにアニメはゴミです。