どうも僕です。
エスクード『姫と艶欲のインペリウム』をクリアして余韻に浸っていたわけですが、どうにもローレッタの個別ルートだけモヤモヤしてしまいました。

と言っても奇をてらった内容ではなく至極スタンダートな結末ではあります。それにローレッタ本人は幸せそうですし、後顧の憂いは何もありません。

むしろこの程度の結末でモヤる僕のメンタルが弱すぎると言えばそれまでの話。クソザコメンタルですまない。

でも、やっぱりもっと幸せになっても良かったじゃん。そんな想いをネタバレ満載で話していきます。以降はクリアした人だけが読んでください

生い立ち(だいたい母親のせい)

ルシウスを神とするバゼルビュート教団の生き残り。
ルーラーとして教団内で大切に扱われ、母と幸せに過ごしていた日々をイレーナ率いる帝国軍に破壊されます。

以後は帝国、特にイレーナに対して強い憎しみを抱き、復活させたルシウスに帝国の崩壊を願います。

ここまでがローレッタの認識ですが、実際に教団を壊滅させたのは母親の計画であり、帝国はその手伝いをしたに過ぎません。

全ては愛する娘のため。ルーラーの力を譲渡する儀式という名の輪姦凌辱を防ごうとしたのです。
もちろんこれは最終手段。同時並行でルーラーの力を消す研究もしていましたが、間に合いませんでした。だから教団ごと自滅する道を選んだんですね。

以上のように、彼女の暴走の原因は全て母親にあります。死んでやりきった気になられても困るわ。

償うには死しかないと考えるのは分からんでも無いですが、ローレッタに対して無責任すぎますし、事の顛末を本人に一切伝えていないせいで後の大暴走を引き起こしています。

まあ、巡り巡ってルシウス復活の足掛かりになってるので英断と言えたかもしれません。信者の鏡。

ビターな結末

決死の覚悟のルシウスに命を救われたローレッタ。
代償として完全復活が不可能となったルシウスは最後の日までローレッタと過ごした後、未来への希望(2人の子ども)を託し、この世を去りました。

なんか唐突に泣きゲーでありがちな展開になってびっくりした。嫌いじゃないけど好きじゃないよ。

何がモヤるってイレーナルートとアシュリールートではルシウスは健在なんですよ。さらに帝国内で過ごしているため和気あいあいとしており、ハッピーエンドにふさわしい結末でした。

一方でローレッタルートでは、ルシウス亡き後、身ごもった状態で1人旅をしています。幼き日に見た夜空を探すために。あまりにも寂しい。

もっとも教団が壊滅した日から単独行動が常となっていましたし、信じるものがあれば生きていける彼女ならば問題ないのかもしれません。彼女にとって形など無意味。母とルシウスの愛が心の内にある、それだけで十分なのです。

と言っても僕みたいなクソザコメンタルプレイヤーにはたまったもんじゃありません。わりい、やっぱつれえよ。

ちなみにアシュリーは盗賊団に戻っています。恐らく兄に対する自責の念は残ったまま。この辺もモヤる理由の1つ。

なぜ〇〇を〇〇させる必要があったのか

なぜルシウスを死亡させる必要があったのか。

1つに彼女にとってルシウスは恋人という括りには収まりきらない神たる存在だったから。
死亡させることで、より神格化させる意図があったのではないでしょうか。彼を神とするならば、ふさわしい結末です。キリストみたいな。

死んだ悲しさ以上に神の寵愛を受けられた幸せ。ローレッタにとって至上の喜びとなったことでしょう。イレーナやアシュリーと違って、人間の男に抱く感情からかけ離れている部分はあったので納得はできます。

となれば、子どもが生まれたあとはバゼルビュート教団を正しい姿で復興させていたのでしょうね。

後は彼女の周辺だけ死の匂いが強いので、だったらエンドもそうすりゃいいんじゃね?他エンドはハッピーエンドだしってのもあったかもしれません。

マジで彼女の関係者だけですからね。というか、オースティンを生存させた時点で味方側の主要キャラは誰も殺さないと思っていました。あれで何故生きられたのか不思議で仕方ない。

最後に:本人が幸せならそれでOKかもしれない

なんかかんや書きましたが、ローレッタ自身はすごく幸せそうです。それに彼女だけが作中でルシウスの子どもを身ごもった点も評価すべきです。となれば、ハッピーエンドとも言えるのでしょう。

彼女の性格・信条・人生観だからこそ幸せと言えるのであって、他ヒロインだとこうはなりません。やはり彼女はヒロインの中で特別な存在なのだなと強く思うわけです。

本作をここまでの良作にしたのも彼女がいるから。いやはや、素晴らしい女性でした。