女性は道具でしかない史上最悪の世界

男尊女卑の究極系がココにある。
女性を性欲発散の道具としか見ていないあんまりな世界です。

描写もしっかりとされており、これ一般漫画?ホントォ?と勘繰りたくなる傑作。
チャンピオンREDで販売されておりますが、表紙は硬派です。こんなん分かんねえよ。

ただ、ストーリーがしっかりしており、読んでいて楽しかったのも事実です。
良い具合にエロとストーリーが融合していると言いましょうか。

なので、エロから入ると楽しめそう。そんな感想です。
逆にストーリーに興味を持って買うとダメージ大きいかなとも思います。がっつりレイプされてるし。

さて、本作の絶対的な敵である「ドミネイター」 の男どもは倫理観がぶっ壊れており、女は犯すための道具と思っています。
ドミネイター所属の女性の地位は奴隷同然で、人権なんてものは存在しません。そもそも人と認識されていないんですよね。

そんな組織から離れた人類をドミネイターは「モグラ」と呼んでおり、日々討伐に乗り出しているわけです。

女性たちの十人十色の適応術

そんな世界でどうやって生きていくか。
ということで、女性は大きく2つの組織に身を寄せています。

女性に残された2つの道
  1. ドミネイターに所属し、最低限の生活を行う
  2. ボイドに避難し、ドミネイターと徹底抗戦する

性奴隷として生きるドミネイター女性兵士

昼間は過酷な戦闘を強いられ、夜は性処理係として男性に奉仕する。
そんな生活を強いられているのがドミネイターの女性兵士です。

ただ、男性全てがクズというわけではなく、権限を使い女性を幹部に抜擢している人もいます。
一枚岩ではないと言うのが分かります。まあ、大部分はクズなのは間違いありません。

同じ罰で独房に入れられても男尊女卑は変わらず、女性隊員はひたすらレイプされるわけです。やべえぜ、ドミネイター。

レジスタンスとして生きる道

女性の権利を主張し、地下世界ボイドに避難した人々が結成したレジスタンス「アヴァンルージュ」。
強姦対策として子宮に爆弾を仕込み、相打ちを狙う苛烈な組織です。

犯されるぐらいなら一緒に死んでやると言う強い意志を感じますな。
とはいえ、全員が爆弾をつけているわけでもなく、つけていないとバレればその場でレイプされます。

ドミネイター・アヴァンルージュ。どちらを選んでも地獄のこの世界。
主人公の真白によってどう変わっていくのでしょうか。

戦闘はゾイドやトランスフォーマーに似ている

戦う上で最重要の武装となる人機。
いわゆるロボットですが、形態変化ができる面白機能を搭載しています。

真白の搭乗機のウィンヴルガは狼型と人型を使い分けています。
狼型はヴィンヴルガの意志で動け、人型は搭乗者の操作で稼働可能と。

アニマル形態と聞くとゾイドを思い出しますし、形態変化はトランスフォーマーに近いですね。

ガンダムやロボット物はそんなに好きじゃない僕もこういった面白機能は大好き。デザインもかっこよく、中々に楽しめました。

世界観は魔法少女消耗戦線に近い

男尊女卑で、女性隊員ですら性欲処理要員でしかない。
そんな過酷な世界観は魔法少女消耗戦戦を思い出しました。

あちらも女性隊員を使い捨てており、戦いの後は性処理を強要しています。

なお、魔法少女消耗戦線において男性隊員に戦う力はありません。それなのに性奴隷として過ごしているのです。

いったいなぜか。彼女達に救いはあるのか。
人狼機ウィンヴルガの世界観が好きな人にオススメの作品です。

まとめ

エロ目的で買って損はしませんし、ストーリーも面白い良い作品でした。
ただ、これ一般で良いの?青少年の性癖おかしくならない?と心配もする。