同人エロゲーのレベルはものすごい勢いで上がっています。
僕が同人エロゲーを始めたのは6年前。それから比べるととガラケーがスマホに代わったぐらいの変化でした。
ここで1つ不安なのが、新規の参入がどんどん厳しくなっているのではないかというものです。
ガラケーならばなんとかなってもスマホとなるとハードルがあまりにも高いでしょう。
実際、大きく売れている商品は作りこみが凄まじいです。
では、ただのRPGツクール製品はどうなのか。売れないのか。今回はそんな話。
RPGツクール製品は埋もれていく
僕も凌辱同人エロゲーをかなりしていますが、それでもすべてを網羅できません。
嬉しい悲鳴でもあるのですが、新規サークルの作品はいまだに増えているからです。
しかも登竜門のRPGツクールで。そうなると何が問題かと言うと差別化ができません。
例えば、最近だと和菓子日和さんの作品がそれにあたります。
粗削りな部分はあれど、完成度は高く途中で飽きてやめることはありませんでした。
しかし、売れ行きは1000と少し。一昔前なら2000はいって良さそうなものです。
そして、うぉーびろんぐさんの新作。完成度は同じく高いのですが、1000すら売れていません。
前作のモノクロクエストは1700売れていますので、技術的な問題は無いはずです。
最新作が出るまで6年が経過していたため当時のファンがいなくなったことが原因の1つ。
もう1つは新規ファンを取り込めない、つまり、気づいてもらえなかったことが原因でしょう。
ただ、出し続けても良いというわけでもありません。
宴さんの作品は大好きで、出るたびに買っていますが、売上はかなり低いです。
作りこんだRPGツクール製品は売れる
では、RPGツクール製品がもうダメかと言うとそうでもありません。
7GirlsWarは売上10000を達成しました。
僕もプレイしましたが作りこみが半端ないんですよね。
イベントの数もすさまじく、シナリオもかなり考えています。売れるのも納得の作品でした。
エロ特化のRPGツクールも売れる
しかし、 7GirlsWar レベルのゲームを作るのは簡単な事ではありません。
では、短編の新規作品はもう売れないのか。実はそうでもありません。
なぜなら同人エロゲーは技術とエロの2つから構成されているから。どちらかが購入者の心に届けば売れるのです。
同人エロゲーのいい所ってエロかゲーム性のどちらかに重点を置くか選べるところにあるんですよ。ゲーム作成スキルで競合に勝てなくてもエロ要素を考えこめば届くファンはきっといます。
— カモ@同人エロゲーレビュー (@dakku_kamo) September 29, 2019
これ実は同人エロゲーに限らず、ブログ運営にも言えます。
そのブログの独自色を出せるかです。僕のブログは凌辱寝取られ以外扱いません。純愛の良ゲーを見つけてもスルーしてます。
そうすることでニッチなファンと出会うのです。ぶれまくったブログはやはり埋もれます。
では、同人ゲーはどうするのか。
技術で独自色を出すのは相当にきつい。だからこそエロで個性を見せるのです。
Z印さんはもうはっきりとしています。ならず者に凌辱されるヒロイン。これだけです。
更に前戯もほとんどありません。いきなり犯します。
同じテーマの作品を安定供給してくれるので、僕のような固定ファンが多くつくんですよね。
さぐれ喫煙所さんは寝取られに色々な要素をつけていますね。
絵もとんでもなく上手いですが、それだけだと売れていなかったでしょう。
埋もれた作品はテーマがありきたり
ここで売れなかった作品を見てみるとエロに対するテーマが良くも悪くも普通なんですよね。
冒険先で犯される。それはどの凌辱ゲーでもある1つの要素にすぎません。
例えば、エロい呪いをかけられる。服が奪われる。住民全員が性欲にとらわれている。
こんな感じの追加要素がなければ響きません。それだけ作品が多いのです。
作品紹介+サムネが弱いと売れない
売れてる作品は紹介文とサムネだけで死ぬほどエロいんですよね。
ノーブルローズは1枚目で魔法少女+戦闘中エロ+凌辱+顔面ぶっかけと要素がてんこもりです。
更に2枚目ではバイオ兵、触手ビルなど初めて見るワードばかり。どうやって犯されるのか興味が尽きません。
もう一度言いますが、売れる凌辱ゲーは紹介文とサムネからすでにエロいんですよ。で、男ってバカだから性欲刺激されるとノータイムで買うんですわ。
逆に言えば、それらがエロくないとまじで売れません。ほかのエロい作品に行ってしまいます。
彼女達の誰かが寝取られた。これ死ぬほどエロいんです。
でも、紹介分とサムネはびっくりするぐらいエロくないです。僕自身、買ってから1年は放置してました。
更に言えば全くワクワクしません。いえ、やってみると面白いんですよ。
パート分けが上手かったりクイズがあったりと。でも、紹介文にそれがない。だから手が伸びないんです。
まあ、テーマ的にメインキャラのエロ絵を出すわけにはいかないのですが、サブキャラのエロ絵ぐらい用意しておけばよかった気がしないでもない。
売れてない良ゲーはこの辺すごく残念だなと思うんですよね。
まとめ
RPGツクールであってもまだまだ売れます。それは間違いありません。
しかし、テーマに個性を持たせ、紹介文でプレイヤーを引き付けないと埋もれます。今はそういう時代です。
そうなると制作者はもちろんエロい凌辱ゲーを探す人も損します。出会えないと人生の損失ですよ。