作品概要

タイトル:牢獄学園 ~性欲のくじ引きと鬼ごっこ~
ブランド:野良うさぎ
販売価格:3080円
販売サイト:

ゲームシステム

なんか思ってたのと違った。
設定はワクワクしたんですけどねえ。キャラが弱いと言うかなんというか。

大雪で閉じ込められた生徒が暴徒と化す

いわゆる閉鎖空間。
JK2人と女教師1人、その他大勢の男子生徒が取り残されます。

たまたま補習日だったようで、素行の悪い奴らが集まっていたわけですな。

止む気配のない大雪。今日はもう帰れない。いや、もしかしたらずっと帰れないのでは?
数年前に災害レベルの雪が降ったようで、そんな不安を覚える生徒もいるようです。

電話もつながらずに苛立つ生徒たち。
そんな中、JKの1人杉本真美がとんでもないことを言い出します。

「暇つぶしに鬼ごっこをやりましょう。捕まえた女を好きにしていいわよ!」

真美は高慢な性格であり、父親が絶対的な権力者ということもありボスとして君臨していました。
男子生徒も誰も彼女に逆らおうとはせず、主人公と他2人のヒロインの反論を無視して鬼ごっこは幕を開けるのです。

こんな感じ冒頭はめっちゃワクワクします。
良いぞ!犯しつくせや!って感じでした。

あっさり捕まってさくっとレイプされる

捕まったら終わり。そんな極限状態のはずですが、緊張感は全くありません。
理由の1つに主人公が男子生徒ということが挙げられます。

主人公視点なので、ヒロインの心理描写が皆無なんですよね。追い詰められるヒロインの焦り堪能できません。

また、想像以上に簡単に捕まります。
主人公がヒロインの1人を守りますが、その間にもう1人のヒロインが犯されます。

なぜどのように捕まったかは不明で。いきなりレイプされてます。んんー?

また、レイプシーンもあっさり気味。
いや、そこそこ長いんですけどね。1回犯して終わりなんですよね。

鬼ごっこ自体は2回戦ありますが、順番に捕まるだけでヒロインを更に追い詰める工夫がありません。

主人公いる?

それもこれも主人公のせいなんですよね。
コイツの心理描写なんかいりませんし、やってることも良く分かりません。

迷走した結果、ヒロインを自殺に追い込むかヒロインに殺される未来しか待っていません。可哀そうが過ぎる

いちおうは依存エンド(ハッピーエンド?)もありますが、やっぱいらねえよなあ。

陵辱エロゲーで男を主人公とする場合、それなりの愛着が欲しいんですよ。
悪役なら鬼作、正義役ならサイミンアプリみたいに。

本作の主人公は「無」です。存在理由が分かりません。コイツいる?

まあ、この辺はロープライスだから仕方ないのかもしれません。

エッチシーン

悪くはないんでしょうが、いまいち物足りない。
というのもロープライスの上、3ルートに分岐するので1ルートが薄いんですよ。

  • A:各ヒロインが1回ずつレイプ → 久美子とクミコの淫乱エンド
  • B:各ヒロインが1回ずつレイプ
  • C:久美子が2回、真美が1回レイプ

こんな感じです。ボリューム自体はそこそこなんですが、散らかってる感が否めない。

同じロープライスのNightmareは一本道であり、メインヒロインにエッチシーンを集中してたので満足度は高かったですな。

キャラクター紹介

芝原久美子

主人公の彼女という事もあり、多少は優遇されています。
いっそ彼女に絞ったほうが良かったのではと思わないことも無い。

ただ、主人公への愛情は謎。いちおうは彼女から告ってきたらしいが・・・。
凌辱されたとはいえ、主人公だけを焼き殺すのは狂気。他の男子生徒も後々やってそうだけど。

夢野クミコ

女教師枠。見た目とは裏腹にひどくおっとりしている。朝比奈みくるの性格が大人verにならなかった世界線。
エロシーンは悪くないものの性格の豹変っぷりに違和感が。色々とキャラが定まってなかった感はある。

どこぞの女教師と違い、わりと健闘しているが、やや倒錯的な思考。
結果的に最良の道だったとはいえ、迷わず自傷するあたりメンヘラ気質も持っていそう。

杉本真美

鬼ごっこの発案者。最後はミイラ取りになっちゃうのはご愛敬。
圧倒的な権力でヒエラルキーのトップに位置します。

年相応の短絡さゆえに非常事態に全く対応できていない。
発想は良かったんだけどね。もう少し練っていれば最高の凌辱舞台を作り上げた事でしょう。

まとめ

期待していただけにガッカリ感が強かった。そんな作品。
同じ系統ならハテノ、ソラデの方が興奮します。

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