小学生時代は少年ジャンプばかりを読んでいた私。
買うコミックもジャンプだけだったので、コミックの価格に違いがあるなんて知りませんでした。
そんな私が中学生になり、エロに興味を持ち始めた頃。
必死の思いでラブひなをレジに持って行った時に事件はおきました。
店員「450円になります」
私「え?」(左手には握りしめたジャンプコミック代金420円)
いや、もう本当にびっくりしました。
たかが30円ですが、当時は違いがあるのが不思議で仕方なかった。
カラーとかページ数とか色々な理由があるんですね。
さて、同人エロゲーも価格は様々です。
そして、価格によってゲームの傾向がある程度分かります。
次の5つに分類して、それぞれの価格帯の考察をしてみましょう。
①1000円未満
②1000円以上1500円未満
③1500円以上1750円未満
④1750円以上2000円未満
⑤2000円以上
目次
1000円未満は忙しい社会人の強い味方
1000円未満のゲームはボリュームが少なく、ほとんどが3時間程度で終わります。
なので、お手軽に同人エロゲーをしたい人にオススメと言えるでしょう。
しかし、1000円以下と侮るなかれ。1000円以下の作品はボリュームが少ないですが、
少ないが故に製作者の想いを細部にまで行き届かせた作品が非常に多い。
ボリュームが多いと冗長な部分が出てしまいます。
しかし、ボリュームが少なければ、ムダのない、製作者の想いを随所に反映した作品になります。
多くの人に受け入れられる作品は少ないかもしれません。
しかし、1000円以下のゲームにこそ、自身の趣味に合致した作品が眠っていると思います。
下記の作品はどれもが個性の強い作品です。
モノクロに拘り、ゲームと現実の2つの世界を描き切ったモノクロクエスト
ひたすら連鎖の陵辱に拘った陵輪学園
やられやくのならず者達にスポットを当てた魔術師と6人のならず者
同人だから出来る設定を見事に表現した作品ばかりです。
1000円以上1500円未満はやや中途半端か
1000円未満に比べてゲームプレイ時間が長くなります。
値段も手頃なので、ちょっと長めのゲームがしたい人にオススメです。
エッチシーン数が多いのは良いのですが、絵の使い回しが多く、がっかりする事が多い。
また、ストーリーも薄く、どこか物足りない印象を受けます。
エロ目的でもゲーム目的でも後悔する危険が高い。
しかし、だからこそ1000円以上1500円未満で気に入った作品に出会えば、そのサークルの作品全てが当たりの可能性があります。
下記の作品は1000円以上1500円未満の中で私が驚嘆した作品です。
2つのサークルの作品を買うのに迷うことはほとんどないですね。
この価格帯の作品は自分がそのサークルに合うかどうかの1つの目安になると思います。
1500円以上1750円未満はやりこみゲームが満載
この価格帯はやりごたえのあるゲームが豊富なため、がっつりとやりたい人にオススメです。
反面、プレイ時間が8時間程度になるため、まとまった休みがないとプレイに躊躇してしまいます。
この価格帯は完成度が高く、人気ゲームが連なっているのも特徴ですね。
乙女神物語とMagicaはサブイベントが豊富で、エッチの回数によってエンディングが変わります。
繰り返しプレイ出来るため、1本で末永く楽しるのは嬉しいですね。
WorldBreakは1本道ではあるものの、陵辱イベントが豊富で、陵辱スキーにオススメの作品です。
異種姦と街人による輪姦のどちらかを選べるため、様々な性癖に対応しています。
ハルウルはレトロ風ゲームとして屈指の出来であり、飽きません。
鬼監督は寝取られ同人エロゲーの最高峰って言っても過言ではありません。
ヒロインとの出会いを詳細に書かれているため、寝取られの喪失感を最大限に味わえるでしょう。
エッチまでが長いですが、ストーリーにドラマがあり全く飽きません。
雷神は惑星制圧SLGでプレイ時間は同価格帯のゲームの中で一番長いです。
エロに関しては薄いですが、SLGをがっつりとしたい人にはオススメです。
1500円以上1750円未満は同人エロゲーの主力が集まっていると言えるでしょう。
1750円以上2000円未満はACTゲームの巣窟
1750円未満の作品はRPGツクールで作った作品が多いですが、この価格帯からはシステムに凝った作品が増えてきます。
その最たる例がアクションゲームでしょう。
昔やってたセーラームーン等のアクションゲームに陵辱が入ったようなものです。
昔プレイしたゲームにエロがあればとの想いに答えた作品があるのが同人エロゲーの良さですね。
昔プレイしたゲームと言えば、LilipalaceもWizardry風ゲームでやりごたえがあります。
アクションゲームをしたい、RPGツクール以外のゲームをしたい人にオススメの作品が多いです。
2000円以上は最早同人エロゲーではない!?
今迄の価格帯はそれぞれに特色がありましたが、2000円以上はこれといった特色はありません。
実際に作品を見てみましょう。愛妻の価格は2310円です。
また、絵は人の好みなので良いとして、鬼監督もフルボイスであり、間男視点もちゃんとあります。
なぜ価格が違うのか。想像するしかありませんが、外注の多さが原因ではと私は考えています。
また、ホームページを見たらスタッフ募集してますし、同人エロゲーで生計を立てているのでしょう。
もはや商業ゲーですね。
ベルゼブブさんとかもそんな感じ。あっちはかなり凝ってますね。
最後に
ここからは私個人の意見です。
同人エロゲーでお金を稼ぐことは悪いことではありません。
むしろ、良作を生み出すサークルは正当な報酬としてお金をどんどん稼いで欲しいと思います。
しかし、根底には作りたい作品があるから作っているのだということを忘れないで欲しいと思います。
私が同人エロゲーに手を出したのは商業エロゲーには無かった作品が多いからです。
それは当たり前の話だと思います。商業は社員を養うために思い切ったことは出来ません。
今迄にプレイしたゲームは個人で無ければ生み出せなかったであろう作品ばかりです。
特にモノクロクエストは思い切ったことをしたものです。
中間搾取が多く、声優も必要、更には違法ダウンロードや規制といった悪い条件ばかりです。
国も2次元エロを守る気がないようですし、商業エロゲーは今後も衰退の一途を辿るでしょう。
となると、兼業が出来る同人エロゲーに人が流れてくるのかもしれません。
そこで私が危惧しているのは同人エロゲーと商業エロゲーの混在です。
一部の大手サークルが作品を大量に作り顧客を獲得する。
そのせいで趣味で作っている同人エロゲーが埋もれていき、誰の目にも止まらない。
それだけは避けて欲しい。
色々な人が色々な想いをぶつけた作品が溢れて欲しい。
そうならないために、本ブログでは埋もれた作品のサルベージも行っていきます。
発売日とレビュー日がグチャグチャで申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願い致します。