目次
作品概要
タイトル:エルローグ
サークル:セツナソフト
攻略時間:12時間8分
販売価格:2310円
販売サイト:
シナリオ
面白くて後味の良いのどごしさわやかゲーム。
これかーなりはまります。
伝説の「食の楽園」を求める2人と1匹の物語
かつて大飢饉により大量の餓死者が出た呪いの街テルドーワ。
今でこそ活気を取り戻しましたが、元々の住民は料理人アリボウしかいません。
かつてのトラウマに捕らわれたアリボウ。
彼は母が死の直前に作ってくれた料理の再現を渇望していました。
しかし、思い出の料理を再現するための食材は地上に残っていません。かつて存在していた「食の楽園」でのみ採れるのです。
おなじく「食」を愛しているエルミアは彼に同調し、ともに楽園を目指すことになったのです。
物語の背景こそ暗いですが、終始のんびりとした雰囲気で進みます。
それこそが本作の魅力なのかもしれません。癒されるわぁ。
一品作る度に始まる料理小話が面白い
なんならココが本作のメインと言っても過言ではない。
エルミアが集めた食材から料理を作るアリボウ。
彼は料理の知識を分かりやすくかみ砕いてエルミアに伝えてくれます。
そして、それに対してエミリアと精霊イースが感じたことを返すのです。
- これから作る料理の手順
- その料理にまつわる歴史
- それを食べてエルミアが感じたこと
- その料理の歴史を実体験で語るイース
まさに食への愛。3人の交流が本当に楽しくて、ずっと聞いていたくなります。
こういった雑談はルインズシーカーでもありました。
集めた武器に対する2人の少女の会話が本当に楽しかった。キャラの掘り下げもできる名システムだなと。
エルミアの成長物語。最後に今までの伏線も回収される
食への探求のみで動いていたエルミアですが、アリボウとの出会いで少しずつ変化が生まれます。
- 人と食卓を囲む楽しさ
- アリボウの過去と彼の決意
- 食の楽園に翻弄される人々
それらを経験し、答えのないモヤモヤに悩むエルミア。
そんなモヤモヤが最後に氷解して成長を遂げた時、なんだか親みたいな気持ちになれました。めっちゃ応援した。
わかりやすい勧善懲悪のラストではなく、食への考え方を書きなぐった傑作です。とにかく食だよ。トリコだよ。
ゲームシステム
ローグライク系同人エロゲーの中で一番好き。
初心者にやさしい要素満載で、苦手意識を持っている人はぜひ挑戦してほしい。
ダンジョンに潜り、食材を集めるのだ!
ダンジョンに潜る理由はただ1つ。美味しい料理を開発するための食材集めです。
ファンタジーなので、どんな奇怪な食材があるかと思いきや至って普通なものばかりです。
キノコ、卵、お肉。それで作られるのは焼きチキン、みそ汁、おにぎりetc。
僕たちにとっては日常の料理をいちから開発しているわけです。この展開好きだなぁ。
もちろんスライムを使ったファンタジー料理もありますが、大部分は普通の料理です。
かのダンジョン飯とは違った良さがありますね。良いね!
作った料理をクエストで依頼者に届けよう
料理は回復としても使えますが、その料理を求める人に届けても良いでしょう。
クエストを達成すると名声も上がりますし、貴重なアイテムも手に入ります。
正直、回復しなくてもダンジョンは攻略できるので、どっちかというとクエストで消費した方が良いかなと思いますね。
エルミアが食材を集め、アリボウが料理し、それお顧客に届ける。ゲーム界のUberEatsといえる作業にモチベも上がるってもんです。
アイテムロストの無いストレスフリーのローグライク
食材集めを目的としたダンジョン攻略。
いわゆるローグライク形式ですが、かなり親切に設計されています。
最大の特徴が敗北によるアイテムロストの廃止。これにより気軽に負けれるようになりました。
僕がローグライクに苦手意識を持っている理由がアイテムロストですからね。これだけでかなり助かりました。
もちろんレベルはリセットされますが、武器の強化も持ち越せるので段々と攻略が楽になります。
武器を自由にカスタマイズできる楽しさあり
武器の強化も本作の魅力。
様々な付加価値を作れ、ダンジョン攻略を容易にしてくれます。
- 経験値アップ
- 状態異常付与
- ステータスアップ
などなど。
カスタマイズもプレイヤーの自由なので、自分好みの装備を揃えましょう。
こういう作業もゲームって感じがして楽しいですね。大好きっす。
エッチシーン
ロリロリしてるぜえ!エッチだぜえ!
ロリっ子が戦闘中に犯されまくる!
バトルファックメインの凌辱シチュが目白押し。
ロリすぎてどうかなあと思っていましたが、びっくりするぐらいエロかったです。
モンスター寄生によるエロバステ付与で歩くだけで絶頂するエルミアがもうエロい。感無量です。
野生育ちですが、しっかり羞恥心があるのもグッド。王道の凌辱エロを堪能できます。
監禁シチュがボリューミー
監禁ルートが多いんですよね。
罪を犯して牢獄に入ると、刑務として性奉仕をする羽目になります。エッチ。
それ以外も盗賊団に捕まっての性奴隷など王道の監禁エロも完備。
やっぱ捕まってからの性奴隷はたまらんですなあ!
エロステータスを成長させる過程を楽しめ
凌辱されるごとにエルミアの身体の開発状況も進んでいきます。
最初こそ性に疎かったですが、次第に快感に蝕まれてオナニーも積極的にするようになります。
監禁など結構なひどいシチュが多いですが、作品自体の雰囲気のせいか悲壮感はそんなにありません。
かといって、明るい要素もありません。
なので、凌辱スキーはもちろん軽めの凌辱プレイが好きな人にも合いますね
キャラさえ合えば、人を選ばないエロシチュメインの作品と言えます。
まとめ
ローグライクに苦手意識を持っている人にこそやってもらいたい。
食への愛を込めたシナリオ構成も面白く、最後まで心地よい物語を楽しめます。