こんにちは、エロガモです。
突然ですが、僕はAI絵に否定的です。それは記事執筆後の今も変わりません。
購入意欲はなく、最近までDlsiteで非表示設定にしていました。
過去形にしている理由はAI生成フロアによって分離されたからに過ぎません。
そんな僕ですが、最近になって心境の変化がありました。
AI生成エロゲがエロゲー界隈を活性化させるかもしれないという希望を抱いたのです。
今も抵抗感は残っている。でも、勇気を出して受け入れるべきではないか。
なぜ、そう思うようになったのか。つらつらと書いていこうと思います。
なお、AI生成作品に関する近況は以下の記事にまとめています。
目次
本記事を読む前の注意事項
前提条件として言っておきます。
本記事でAI生成の法的な是非について語るつもりはありません。
理由は勉強不足ではっきり理解していないが1つ。
もう1つは法的な話を絡めると収拾がつかなくなるからです。この記事だけで語れるもんじゃない。
そのため、本記事では法や倫理に問題のない前提で話していきます。
そんなのダメだろ!って考える人は読むのをやめてください。
なぜAI生成に苦手意識を持っているのか
粗製乱造で地獄を見たから
とにかく最初の印象が最悪でした。
特にひどいのがCG。新着一覧が埋め尽くされたことは皆さんの記憶にも新しいでしょう。
これの何が嫌って、明確な金目的が透けて見えることです。
もちろん同人活動で稼ぐことは立派なことです。
好きを仕事にしたい人を否定するつもりは毛頭ありません。
しかし、それよりも前に作品への情熱を前面に出してほしいんですよ。
ですが、無数に出されたエロAI生成CG集に情熱は感じられませんでした。
あげくAI生成を副業として広める情報商材屋まで現れる始末。
いつしか僕はAI生成作品アンチになっていました。
特有のテカリや陰影が無理
大量のAI生成作品が供給され続ける毎日。
AI絵の特徴が各々で違えばよかったのでしょうが、ほとんど同じです。
どれもが完璧な絵でありながら無機質さを感じる。
そんなAI絵の綺麗さが僕には受け入れられませんでした。
ヤチヨノキヅナとの出会い
AI生成への見方の変わるきっかけになったのがヤチヨノキヅナです。
AI生成絵をトレースした作品であり、Dlsite基準ではAI生成作品となっています。
ただ、当初はAI生成作品ではありませんでした。この辺は製作者の説明を読んだ方が良いでしょう。
一応言っておきますが、AI生成カテゴリ移行に関する議論はしません。不毛です。
まあ、皮肉なことに今回の件で初めてAI生成作品に触れたんですから世の中何が起こるか分かりません。
作品には確かな情熱があった
面白かった。これが全てです。
辛口レビューの僕が言うんだから間違いない。
エロも悪くない。エロくなければA判定にはしない。
細部まで作りこんでいる。こんな作品、情熱がなければ作れっこありません。
他のAI絵とは異なる魅力
言われるまでAI絵とは気づきませんでした。
CGによってオッパイに違和感があり、まさか?と思ったぐらいです。
問い合わせをした人がいたようなので、AI絵と明確に分かる人もいるのでしょう。
しかし、僕の基準で言えば、このクオリティであればプレイする価値があると思ったのです。
同人エロゲーの顔とも言うべき絵
絵を用意するハードルの高さ
世の中には素晴らしい絵を描くイラストレーターが大勢います。
さて、そんな人たちは同人エロゲーでも活躍しているのでしょうか?
残念ながら多くありません。PixivやFantia、同人誌での活動がメインです。
では、同人エロゲーサークルはどうしているのか。
BGMは素材を使います。ボイスは声優に依頼します。
ところがCGは依頼せずに自力で作るサークルが多い。これが同人エロゲーの現状です。
多くの製作者は絵が原因で挫折している
これは何も新人サークルに限っての話ではありません。
中堅サークルも悲鳴を上げています。
冷静に考えると当たり前の話です。ゲームとシナリオだけで膨大な時間がかかるわけですから。
組織力のあるサークルは分業しているんでしょうけど、簡単な話ではありません。
外注しようとするも苦戦するサークルもあります。
以上のように絵が同人エロゲーを作るうえで大きな障壁になっているのです。
AIがエロゲー界隈を活性化させる
AI絵を否定し続けては業界が先細りする
そら僕だってエロCGのクオリティが高い作品をしたいです。
現状、それがAIには再現できないとも思います。
ですが、そのような作品の数は本当に少ない。
牽引役となるべき商業エロゲーが衰退の一途ですからね。
include、FlyingShine黒、エルフ。みんないなくなりました。
同人エロゲーはアイデアの世界
そもそも同人エロゲーの価値は絵ではなくアイデアです。
マイナー性癖を持つ者同士で惹かれあい、作品が産まれてゆく。
その流れを絵が阻害するのは好ましくありません。
AI絵が同人エロゲーへの参入障壁を低くし、界隈が活性化する。
1つの大事な考えだと思います。
最後に
これだけ言っておきながら今でもAI絵に対して拒否反応は拭えていません。
CG集ほどではありませんが、同人エロゲーも粗製乱造された悪しき実績がありますからね。
今後も見た瞬間にAI絵と分かる作品は敬遠するでしょう。
しかし、AI絵であっても楽しめる作品があることをヤチヨノキヅナで気づけました。
なら1人のエロゲーマーとして受け入れるべきしょう。
少なくとも食わず嫌いしてはいけない。
もし僕のようにAI絵に苦手意識を持っている方はヤチヨノキヅナの体験版をしてみてください。
考え方が変わるかもしれません。